各予防接種について

公開日 2016年08月18日

更新日 2024年09月10日

子どもの予防接種

定期予防接種を受けに行く前に

市から配布している小冊子「予防接種と子どもの健康」などをよく読み、効果や副反応などを理解し、子どもの体調の良いときに受けるようにしましょう。

転入された人へ
伊勢原市では、定期予防接種は接種券が不要です。予診票は、予防接種実施契約医療機関にありますので、直接医療機関にお申し込みをお願いします。

接種料金

接種料金は無料です。ただし、次の要件に該当する場合です。

  • 接種日に伊勢原市に住民登録をしていること
  • 各予防接種の対象年齢に該当すること(「対象年齢」は法で定められた年齢ですが、「標準年齢」内での接種をお勧めします。)
  • 伊勢原市の予防接種実施契約医療機関で予防接種を受けること

令和6年度予防接種実施契約医療機関一覧[PDF:538KB]

医療機関によっては、予約が必要な場合があります。あらかじめ医療機関へお問い合わせのうえ、母子健康手帳、健康保険証等を持ってお出かけください。
 母子健康手帳は、予防接種の履歴を記入しますので、お忘れなくお持ちください。この手帳がないと医療機関で接種歴の確認が不十分となり、二重接種をしてしまうなどの原因となります。また、将来お子さんが大学進学や海外留学などをされる際にも大事な記録となります。

子どもの定期予防接種の種類と受ける期間

お母さんが赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力(免疫)は百日せきでは生後3か月までに、麻しん(はしか)では生後12か月までにほとんど自然に失われてきます。そのため、この時期を過ぎると、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要があります。その助けとなるのが予防接種です。
 予防接種には、予防接種法によって対象疾病、対象者及び接種期間などが定められた定期の予防接種があります。
 予防接種を受けるには、病気ごとにそれぞれ接種に適した時期があります。お子様の健康が気になるときだからこそ、健やかな成長のために予防接種は遅らせずに必要な時期に、予定どおり受けましょう。厚生労働省が保護者向けのリーフレットを作成していますので、ご覧ください。
遅らせないで!子どもの予防接種と乳児検診[PDF:848KB]

ヒブ

接種回数 開始年齢によって異なります。(標準は4回)
対象年齢 満2か月~5歳未満
標準年齢 ・満2か月~7か月未満に接種開始(27日(医師が必要と認めた場合は20日)から56日までの間隔で1歳になるまでに3回接種)
・3回目の接種後7か月~13か月の間をおいて1回接種

小児用肺炎球菌

接種回数 開始年齢によって異なります。(標準は4回)
対象年齢 満2か月~5歳未満
標準年齢 ・満2か月~7か月未満に接種開始(27日以上の間隔をあけて1歳になるまでに3回接種) 
・3回目の接種から60日以上あけて1歳~1歳3か月未満の間に1回接種

B型肝炎

接種回数 3回
対象年齢 出生直後~1歳未満
標準年齢 満2か月~9か月

四種混合(百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオ)

接種回数 ・初回(3回)
・追加(1回)
対象年齢 満2か月~7歳6か月未満
標準年齢 ・初回:満2か月~1歳未満(20~56日の間隔で3回接種)
・追加:初回接種後、1年~1年5か月の間に1回接種

五種混合(百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオ・ヒブ)

接種回数 ・初回(3回)
・追加(1回)
対象年齢 満2か月~7歳6か月未満
標準年齢

・初回:満2か月~7か月未満に接種開始(20日~56日の間隔で3回接種)
・追加:初回接種後、6か月~18か月の間をおいて1回接種

BCG

接種回数 1回 
対象年齢 出生直後~1歳未満                
標準年齢 満5か月~8か月未満

麻しん(はしか)・風しん

 麻しん(はしか)・風しん1期                             

接種回数 1回
対象年齢 満1歳~2歳未満                         

 麻しん(はしか)・風しん2期                                

接種回数 1回
対象年齢 小学校入学前1年間(満5歳~7歳未満、幼稚園・保育園の年長児)         

水痘(みずぼうそう)

接種回数 2回
対象年齢 満1歳~3歳未満
標準年齢 満1歳~1歳3か月までの間に1回目を接種。1回目接種後6か月から12か月の間隔をおいて2回目

日本脳炎

日本脳炎1期                            

接種回数 3回
対象年齢 満6か月~7歳6か月未満
標準年齢 初回:3歳(6~28日の間隔で2回接種)
追加:初回接種後おおむね1年あけて4歳の間に1回接種

日本脳炎2期                             

接種回数 1回
対象年齢 満9歳~13歳未満                 
標準年齢 9歳

積極的な勧奨差し控えにより接種機会を受けられなかった人(平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれの人)に特例措置として、20歳未満まで接種ができます。

二種混合(ジフテリア・破傷風)

接種回数 1回
対象年齢 満11歳~13歳未満                  
標準年齢 11歳

子宮頸がん

接種回数 3回
対象年齢 小学校6年生~高校1年生相当の女子
標準年齢 中学校1年生
2価HPVワクチン(サーバリックス®)は1回目の接種から1か月後と6か月後に接種
4価HPVワクチン(ガーダシル®)は1回目の接種から2か月後と6か月後に接種
9価HPVワクチン(シルガード®9)
 1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合、1回目の接種から6か月後に接種
 1回目の接種を15歳になってから受ける場合、1回目の接種から2か月後と6か月後に接種

積極的勧奨の差控えにより接種機会を受けられなかった人(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性)に定期接種の特例(キャッチアップ接種)として、令和7年3月末まで接種ができます。

ロタウイルス

   1価ワクチン(ロタリックス)                               
接種回数 2回
対象年齢 生後6週から24週0日
標準年齢 初回接種を標準的には生後2か月から14週6日までに接種(27日以上の間隔をおいて接種)
    5価ワクチン(ロタテック)                                   
接種回数 3回
対象年齢 生後6週から32週0日
標準年齢 初回接種を標準的には生後2か月から14週6日までに接種(27日以上の間隔をおいて接種)

予防接種を受ける前のチェック

  • 体調は良いですか
    当日は、朝からお子さんの状態をよく確認し、普段と変わったろところのないことを確認するようにしましょう。予防接種を受ける予定であっても、体調が悪いと思ったら、かかりつけ医に相談の上、接種をするかどうか判断しましょう。
    その日の体調や状況により接種できない場合もあります。小冊子など「予防接種を受けることができない場合」「予防接種を受ける際に注意を要する場合」の項目をよく読んで確認しましょう。
  • その日に受ける予防接種について理解していますか
    小冊子などで、予防接種の必要性や副反応について理解してから接種を受けましょう。わからないことは、接種を受ける前に接種医に質問しましょう。理解した上で、接種に同意したときに限り、接種が行われます。
  • 予診票の記入は正確にしましょう
    お子さんの体調を医師に伝える大事なものですから、なるべく詳しく記入してください。気になる症状や心配なことは、事前に医師とよく相談することが大切です。
  • 保護者の同伴が必要です
    医療機関へは、普段のお子さんの様子をよく知っている保護者の人が連れて行きしょう。予診票には、保護者のサインが必要です。
  • 持ち物を確認し、忘れずに持ってお出かけしましょう
    必要な物は、母子健康手帳、健康保険証、マイナンバーカード、予診票(お手元にある場合)等です。
  • 時間にゆとりを持ちましょう
    接種後30分はお子さんの様子をよく観察し、医師(医療機関等)と速やかに連絡が取れるようにしましょう。小冊子などで、「予防接種を受けた後の注意」もお読みください。

予防接種を受けることができない場合

  • 明らかに発熱(通常37.5℃以上をいいます。)しているお子さん
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかなお子さん
    急性で重症な病気にかかっているお子さんは、その後の病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないのが原則です。
  • その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分でアナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかなお子さん
    「アナフィラキシー」というのは通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。汗がたくさん出る、顔が急にはれる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐、声が出にくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。
  • BCG接種の場合においては、外傷などによるケロイドが認められるお子さん
  • B型肝炎の予防接種の対象者で、母子感染予防として、出生後にB型肝炎ワクチンの接種を受けたお子さん
  • ロタウイルス感染症の予防接種の対象者で腸重積症の既往歴があることが明らかなお子さん、先天性消化管障害を有するお子さん(その治療が完了したお子さんを除く。)及び重症複合免疫不全症の所見が認められるお子さん
  • その他、医師が不適当な状態と判断した場合
    上記にあてはまらなくても医師が接種不適当と判断したときは、予防接種を受けることができません。

予防接種を受ける際に注意を要する場合

次に該当すると思われる保護者の人は、かかりつけ医がいる場合には必ず前もってお子さんを診てもらい、予防接種を受けてよいかどうかを判断してもらいましょう。受ける場合には、かかりつけ医のところで接種を受けるか、あるいは診断書又は意見書などをもらってから他の医療機関で予防接種を受けるようにしてください。

  • 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療を受けているお子さん
  • 予防接種で、接種後2日以内に発熱のみられたお子さん及び発疹、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられたお子さん
  • 過去にけいれん(ひきつけ)を起こしたことがあるお子さん
    けいれん(ひきつけ)の起こった年齢、そのとき熱があったか、熱がなかったか、その後起こっているか、受けるワクチンの種類などで条件が異なります。必ず、かかりつけ医と事前によく相談しましょう。
  • 過去に免疫不全の診断がなされているお子さん及び近親者に先天性免疫不全症の人がいるお子さん(たとえば、赤ちゃんの頃、肛門のまわりにおできを繰り返すようなことがあった人の場合)
  • ワクチンにはその製造過程における培養に使う卵の成分、抗菌薬、安定剤などが入っているものがあるので、これらにアレルギーがあるといわれたことのあるお子さん
  • BCG接種の場合においては、家族に結核患者がいて長期に接触があった場合など、過去に結核に感染している疑いのあるお子さん
  • ロタウイルス感染症の予防接種においては、活動性胃腸疾患や下痢などの胃腸障害のあるお子さん

予防接種を受けた後の注意

  • 予防接種を受けた後30分間程度は、医療機関でお子さんの様子を観察するか、医師とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。急な副反応がこの間に起こることがまれにあります。
  • 接種後、生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
  • 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
  • 接種当日は、はげしい運動は避けましょう。
  • 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

大人の予防接種

新型コロナワクチンとの接種間隔

原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。新型コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。例えば、6月1日に新型コロナワクチンを接種した場合、その他のワクチンを接種できるのは、6月15日(2週間後の同じ曜日の日)以降になります。
 ただし、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能です。新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種については、単独で接種した場合と比較して、有効性及び安全性が劣らないとの報告があること等を踏まえ、令和4年7月22日に開催された第33回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において議論された結果、実施が可能となりました。
第33回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料(抜粋):新型コロナワクチンと他のワクチンとの同時接種について[PDF:2.62MB]

お問い合わせ

保健福祉部 健康づくり課 健康づくり係
住所:伊勢原市田中348番地
TEL:0463-94-4609
FAX:0463-93-8389
お知らせ:問い合わせメールはこちら

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