新生児聴覚検診を受けましょう

公開日 2024年06月03日

産まれてくる赤ちゃんの1,000人に1~2人は、生まれつき難聴をもつといわれています。

生まれつきの難聴を早く発見して支援や治療を行うことが、赤ちゃんのコミュニケーションやことばの発達にとても大切です。

Q.どんな検査ですか

A.新生児聴覚検査は、赤ちゃんが受けることのできる耳のきこえの検査です。

専用の機器を使用して、出生後入院中に行うことが多く、赤ちゃんが寝ているときを見計らって検査します。検査中に痛みなどはありません。検査結果は「パス」(検査時点で異常なし)か「リファー」(より詳しい検査が必要)のいずれかで示されます。

新生児聴覚検査を受けましょう(神奈川県ホームページ)

Q.「パス」なら、一生きこえの心配はありませんか?

A.今回の検査では異常は見られませんでしたが、今後の成長の過程で、中耳炎やおたふくかぜといった、生まれた後にかかる感染症による難聴や、先天性の原因でもあとから難聴がでてくることがあります。

お子さんの耳の聞こえに注意しましょう[PDF:541KB] も参考にして、今後もお子様の聞こえの状態や言葉の発達を確認していってください。

心配な点がありましたら、かかりつけの小児科や耳鼻科の先生、または市町村保健センター等での健診で相談してください。

伊勢原市では、3歳児健康診査時に、アンケートによる視聴覚検査を行っています。

Q.結果がリファーでした。

A.このことは、お子様の耳のきこえに問題があることを意味するものではなく、今回の検査では、はっきりした反応をとらえることができなかったということを意味します。

そのため、再度確認検査を受けることをおすすめします。

神奈川県聴覚障がい者福祉センターでは、生まれて間もない赤ちゃんからの、きこえについて相談することができます。

お子さんの耳の聞こえを心配されるご家族へ[PDF:512KB]

確認検査でリファー(要再検)となった場合

早期の治療開始や療育支援が必要となることがありますので、要精密検査と診断された場合は、医師の指導に基づき早めに精密検査を受けることを強くお勧めいたします。

妊娠中に風疹やサイトメガロウイルスなどに感染すると母子感染をおこし、赤ちゃんの難聴の要因となる可能性があります。国では先天性サイトメガロウイルス感染児に対して早期に抗ウイルス薬による治療をすることにより難聴の進行を抑制する新たな知見が示され、確認検査がリファーとなった児が生後3週間以内に先天性サイトメガロウイルス感染症の検査を受けることが推奨されていますので、医療機関の医師に御相談ください。

新生児聴覚検査でリファーの場合は先天性CMV感染の検査を受けましょう[PDF:1.43MB]

お問い合わせ

子ども部 子育て支援課 母子保健係
住所:伊勢原市田中348番地
TEL:0463-94-4637
FAX:0463-95-7612
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