公開日 2025年06月24日
予定日より早く生まれる、発育がゆっくり、疾患があるなどの理由により、
約9%の赤ちゃんが2,500グラム未満(低出生体重児)で生まれています。
低出生体重児とは
生まれた時の体重が、
- 2,500グラム未満の赤ちゃんを低出生体重児
- 1,500グラム未満の赤ちゃんを極低出生体重児
- 1,000グラム未満の赤ちゃんを超低出生体重児 といいます。
小さく生まれた赤ちゃんの保護者の方へ
出生連絡票(兼低体重児出生届書)について
出生連絡票は伊勢原市母子健康手帳別冊の裏表紙についています。赤ちゃんが生まれたら、記入して担当へご提出ください。
出生連絡票の内容は、新生児訪問(こんにちは赤ちゃん訪問)の際の参考とさせていただきます。
修正月齢について
お母さんのおなかの中にいた期間が37週未満の赤ちゃんを早産児といいます。早産児の成長発達については、実際に生まれた日ではなく、もともとの出産予定日だった日を基準に考えます。これを修正月齢といいます。お子さんの状況にもよりますが、乳幼児健診の受診についても、修正月齢での受診をお勧めしています。乳幼児健診の日程については、個別にご案内させていただきます。
予防接種について
小さく早く生まれた赤ちゃんであっても、予防接種は生まれた日を基準に数えた月齢(暦月齢)で接種することが勧められています。詳しくは、主治医やかかりつけの医師と相談してください。
訪問型産後ケアについて
助産師が自宅に訪問し、お母さんの体調確認や育児・母乳相談を行います。お子さんが入院中でもご利用いただけます。ご希望の方は、日程調整のため担当へご連絡ください。
未熟児養育医療について
出生時の体重が2,000グラム以下、または身体の発育が未熟なまま出生した1歳未満の乳児に対し、諸機能を得るために必要な入院医療にかかる費用の全部または一部を給付する制度です。
※指定養育医療機関でないとこの制度は受けられません。
詳しくは、未熟児養育医療の給付をご覧ください。
かながわリトルベビーハンドブックについて
「かながわリトルベビーハンドブック」は、神奈川県にお住まいの低出生体重児のお子さんとご家族のための子育て手帳です。お子さんが生まれた時から概ね6歳までの成長や医療の記録ができるようになっています。母子手帳と併せてご活用ください。
対象となる方は、
- 出生体重が1,500グラム未満の極低出生体重児の保護者
- 1以外の低出生体重児(2,500グラム未満)で手帳を希望される保護者 です。
詳しくは、かながわリトルベビーハンドブック(神奈川県ホームページ)をご覧ください。
保健師・助産師等による相談
保健師や助産師等が相談を受けています。お子さんだけでなく、お母さん自身のことでもお気軽にご相談ください。
平日 月曜日から金曜日まで 午前8時30分から午後5時まで
伊勢原市役所こどもみらい課母子保健係 電話0463-94-4637
関連情報(小さく生まれた赤ちゃん等に関するサイト)
- 神奈川こどもNICU 早産児の育児応援サイト(外部リンク)
- SmallBaby(早産児育児ポータルサイト)(外部リンク)
- NPO法人pena(神奈川リトルベビー支援)(外部リンク)
- 一般社団法人 未熟児家族支援がんばりっこ(外部リンク)
- 一般社団法人 日本多胎支援協会(外部リンク)
母乳バンクについて
母乳バンクは、母乳がたくさん出るドナーから寄付していただいた母乳を、適切に低温殺菌処理・細菌検査・冷凍保管し、NICU(新生児集中治療室)の要請に応じて、「ドナーミルク」として早産・1,500グラム未満の極低出生体重の赤ちゃんに提供する仕組みです。
ドナーミルクは、早産や極低出生体重の⾚ちゃんの腸を少しでも早く成熟させ、その赤ちゃんの命と将来にわたる健康を促進する役割を担っています。
詳しくは、こちらをご覧ください。