公開日 2018年10月01日
更新日 2024年09月19日
インフルエンザの予防接種は予防接種法に基づく定期接種(B類疾病)のため、 市の助成を受けて接種することができます。対象者に年齢などの制限がありますのでご注意ください。
予防接種は、効果と副反応をよく理解した上で接種をご検討ください。
インフルエンザの概要とワクチンの効果
インフルエンザウイルスの感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然あらわれ、咳、鼻汁などの上気道炎症状が続くのがインフルエンザの典型的な症状です。
特に高齢者は、呼吸器に二次的な細菌感染症を起こしやすくなり、入院や死亡の危険性が増加します。毎年発生するインフルエンザは、通常初冬から春先にかけて流行し、その多くは自然に治癒します。1シーズンに少なくとも数百万人、多いと1千数百万人の罹患者が発生し、数千~数万人の生命に危険が及ぶこともあります。
インフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありませんが、発病を一定程度予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。
ワクチン接種後の副反応
局所の発赤、腫脹、疼痛等が主な副反応です。全身反応として、発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、嘔吐・嘔気、下痢、食欲減退、関節痛、筋肉痛等がありますが、通常2~3日中に消失します。まれに接種直後から数日中に、発疹・蕁麻疹・紅斑・掻痒などが現れることがあります。
重大な副反応として、まれにショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあります。これらのほとんどは、接種後30分以内に生じますが、まれに接種後4時間以内におこることもあります。その他、ギラン・バレー症候群、けいれん、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脳症、脊髄炎、視神経炎、肝機能障害、黄疸、喘息発作、急性汎発性発疹性膿疱症などの報告もあります。
令和6年度の対象者
伊勢原市に住民票がある人で、接種の当日に1又は2に該当する人
- 65歳以上の人
- 60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障がいやヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいがある人
接種期間
令和6年度の対象者は、令和6年10月1日(火曜日)から令和7年1月31日(金曜日)まで接種ができます。
接種費用
費用:1,600円(1回のみ)
※生活保護世帯や市県民税非課税世帯の人は、接種の前に伊勢原市健康づくり課へ申請をすると費用が免除されます。
※公費負担で接種できるのは、1回のみです。2回目接種を希望する場合は、2回目は全額実費となります。接種費用は医療機関により異なりますので、医療機関にお問い合わせください。
実施方法
※契約医療機関での個別接種です。実施可能な時期や対象者等は、医療機関により異なりますので、詳細は医療機関にご確認ください。
予防接種健康被害救済制度
予防接種は感染症を防ぐために重要なものですが、極めてまれに健康被害の発生がみられます。
万が一、定期の予防接種による健康被害が発生した場合には、救済給付を行うための制度があります。申請に必要となる手続きなどについては、伊勢原市健康づくり課にご相談ください。
持ち物
健康保険証など(住所、年齢が確認できるもの)、身体障害者手帳(上記対象2の人のみ)
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