公開日 2015年04月13日 槻木を御衣木として、良弁が不動明王の尊像を彫刻する場面 そこで、良弁が不動明王の姿を石像から他の物に写し替えて末代の衆生利益を図ろうとしたところ、山の南方にあった槻の大樹の枝が人が切り倒すがごとく根元へ落ちたかと思いきや、直ちに舞い上がって現在の金堂の前に落下しました。良弁は、この木こそまさに不動明王を写し替える木であるとして不動明王を彫り始めましたが、その姿・顔かたちが完成しないうちに不動明王の体から血が出てきたので、制作の手を休めました。 前へ 第1段 第2段 第3段 第4段 第5段 第6段 第7段 第8段 第9段 第10段 第11段 第12段 第13段 次へ