公開日 2025年02月14日
更新日 2025年02月20日
とき
令和7年2月14日(金曜日)午後2時~3時
ところ
伊勢原市役所3階全員協議会室
出席者
報道機関:神奈川新聞、朝日新聞、読売新聞、東京新聞、時事通信、共同通信、建通新聞、日刊建設通信新聞、タウンニュース
市側:市長、副市長、教育長、子ども部長、経営企画課、財政課、危機管理課、デジタル推進課、職員課、市民税課、戸籍住民課、介護高齢課、スポーツ課、子育て支援課、清掃リサイクル課、都市政策課、市街地整備課、建築住宅課、道路整備課、下水道整備課、広報戦略課 ほか
内容
市長発表
- 令和7年度伊勢原市当初予算案の概要
- 令和7年度に取り組む主な事業
- いせはらサンシャイン・スタジアム(伊勢原球場)スコアボード完成披露式典
資料
冒頭市長挨拶
本日はお忙しい中、定例記者会見にご出席いただき、誠にありがとうございます。
先日の総合防災訓練では、多くの報道関係の皆さまに取材いただき、ありがとうございました。
今回の防災訓練は、切迫性が指摘される震度6強の首都直下地震を想定し、自主防災会や災害時協定を結ぶ企業、また、自衛隊をはじめとする防災関係機関、医師会、病院などの協力のもと、地域住民の皆さんや、主会場である伊勢原高校の先生や生徒さんなど、1100人を越える、多くの方にご参加いただきました。
現在、秦野市・伊勢原市共同消防指令センターの運用も開始し、市民の皆さまの生命や財産を守る、安心・安全な体制づくりを、さらに強化しているところですが、災害はいつ起こるかわかりませんので、いつ起こっても速やかに対応できるよう、必要な対策を講じておきたいと思います。
さて、早いもので、今年度も残り2カ月を切りました。本日は、新年度の予算会見を兼ねて会見を開催いたします。
それでは、資料に沿って、順次説明させていただきます。
市長発表要旨
1.令和7年度伊勢原市当初予算案の概要
令和7年度は、第6次総合計画の3年度目になります。
引き続き、安心して暮らせる地域社会の実現や市民生活の利便性の向上を目指し、選ばれるまちとしていくためには、総合計画に計上した取組を推し進めていく必要があります。一方で、国際情勢等に起因する物価高騰の影響は長期化しており、地域経済や、市民の皆さまの暮らしにも影響が生じています。
こうした中、市税等の大幅な増収は期待できないところではありますが、令和7年度予算案については、長期化する物価高騰の影響を注視しつつ、第6次総合計画に掲げる「暮らしやすさ実感都市 伊勢原」の実現に向け総合計画・実施計画に位置付ける重点事業を中心に、推進を図る予算としました。
それでは、予算規模について説明します。
一般会計の予算規模は394億4500万円で、14億7200万円の増、過去最大となりました。
また、特別会計と公営企業会計を含めた全会計の予算規模は654億2700万円で、 14億3300万円の増、過去最大でございます。
一般会計の歳入予算について、主なものを申し上げます。
市税は、9億1800万円増の177億9400万円を見込みました。法人市民税など、一部の税目で減収を見込んだものの、給与所得の増や、令和6年度に実施した定額減税の終了に伴い、減税分が解消されることから個人市民税が増となるなど、総体で増加を見込みました。
繰入金は、用地取得事業特別会計繰入金が4億2700万円の皆増となったものの、財政調整基金繰入金を11億6000万円減の1億円としたため、総体では減となりました。事業の必要性を見極めた上で、施策の推進を図りながらも、一定程度の財政調整基金残高の確保に努めました。
歳出予算につきましては、「性質別」に主なものを申し上げます。
物件費は、6億700万円増の64億2200万円。小学校給食等の公会計化に伴う学校徴収金管理事業費の皆増などによるものです。
扶助費は、8億500万円増の120億8300万円。国の制度改正などに伴う児童手当支給事業費の増などによるものです。
普通建設事業費は、2億3600万円増の39億3100万円。都市計画道路田中笠窪線整備事業費の増や伊勢原駅北口市街地整備推進事業費の増などによるものです。
公債費は、1億300万円減の23億7700万円。市債償還の進ちょくによる償還元金の減などによるものです。
繰出金は、5800万円増の37億5300万円。後期高齢者医療費の増などによるものです。
次に、市債の活用状況と、財政調整基金の状況です。
市債につきましては、将来的な公債費負担の大幅な増加を防ぐため、上限額を設定し、予算編成に取り組みました。令和7年度の年度末の残高見込みは、令和6年度の残高見込みと比較し、7000万円程度の増加を見込んでおります。
財政調整基金については、令和6年度に、第6次総合計画・実施計画に位置付ける重点事業を推進する必要があったことなどから、12億6000万円の繰り入れを見込みました。そのため、令和6年度末残高は7億6000万円程度となる見込みです。令和7年度は、事業の必要性を見極めた上で、施策の推進を図りながらも、一定程度の財政調整基金残高の確保に努め、1億円の繰り入れとしました。
特別会計と公営企業会計予算の概要については、お手元の詳細資料をご覧ください。
2.令和7年度に取り組む主な事業
次に「2.令和7年度に取り組む主な事業」について、新規事業を中心に説明します。
まず、「防災通信網 整備事業」です。大規模災害時に備え、市の災害対策本部や関係機関等の通信手段を確保するため、次期通信システムとして、最新技術を搭載した無線機を導入します。
次に、新規事業の「在宅重度要介護者等 タクシー利用助成事業」です。在宅で生活する重度の要介護者や認知症高齢者が、通院や買い物等で外出する際の負担を軽減するため、タクシー利用助成券を交付します。
次も、新規事業の「子育て家庭 紙おむつ等支給事業」です。子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、乳幼児の子を持つ世帯に対して、紙おむつ等を支給します。
次に、「資源リサイクルセンター 管理運営事業」です。プラスチック使用製品廃棄物に対応した設備の更新等を行うとともに、製品プラの分別回収のモデル地区で実証実験を開始します。
次に「新たな土地利用推進事業」です。鉄道などの広域交通ネットワークを生かした新たな地域拠点創出に向けたまちづくり構想の調査・検討とともに、県の第8回線引き見直しで創出を図る新たな産業系市街地における、土地利用の調査・検討を進めます。
次の「伊勢原駅北口 市街地整備推進事業」では、令和11年度の事業完了を目指し、再開発組合設立に向けた事業計画認可を進めます。
次に、新規事業の「書かない窓口整備事業」です。マイナンバー交付専用窓口の開設にあたり、申請者が最小限の記入ですむよう、申請書の自動作成システムを導入します 。
次も、新規事業の「人材育成・確保事業」です。次代の行政経営を支える人材の育成を進めるため、人事評価の仕組みの見直し等を進め、職員一人ひとりが、能力を最大限に発揮できる職場環境を整備します。
次も、新規事業の「新たな歳入創出事業」です。 安定的な経営体質への転換を図るため、ふるさと納税やネーミングライツの拡充など、積極的に税外収入等の新たな財源の確保に取り組みます。
そして、この「新たな歳入創出事業」を着実に進めるため、組織の見直しも行い、新設課として、企画部に「発想クルリン課」を設置します。
課名の由来ですが、新しいアイデアは「発想の転換」から生まれます。この転換を「クルリン」で表現し、伊勢原らしさを加えた名前としました。この「発想クルリン課」を本市が進める市政経営の主軸として、歳入のさらなる確保や新たな財源の創出に取り組んでいきたいと考えております。
以上が、令和7年度に取り組む主な事業です。こうした様々な事業を推し進めることで、市民の皆さまの安心・安全と、生活の質の向上を目指してまいります。
3.いせはらサンシャイン・スタジアム(伊勢原球場)スコアボード完成披露式典
次に「3.いせはらサンシャインスタジアム(伊勢原球場)スコアボード 完成披露式典」です。
伊勢原球場のスコアボードは、1991年の球場完成以来、手書きのスコアボードとして親しまれてきましたが、老朽化に伴い、昨年6月から、全面LEDの大型ビジョンへのリニューアル工事を行っておりました。
このたび、工事が完成したことから、3月15日(土曜日)に、完成披露式典と野球の記念試合を一般公開で行います。
式典では、テープカットや施工業者であるパナソニックEWエンジニアリングから、スコアボードの機能紹介を行います。
また、全面LED大型ビジョンをフル活用した映像を流し、その迫力をお伝えしたいと考えております。
記念試合は2試合を予定しておりまして、1試合目は、専修大学対東海大学、2試合目は、向上高校対伊志田高校です。試合では、リニューアルしたスコアボードで、ホームランなどに合わせた演出や、スピードガンによる球速表示などを行い、試合を盛り上げたいと思います。
スコアボードは、大型スクリーンとして活用できるため、野球場全体を使ったコンサートやパブリックビューイングなど、野球以外の利用もPRしていく予定です。雨天の場合は、式典のみをバックネット裏のスタンド内で行います。
是非たくさんの方に、新たな伊勢原球場の門出を祝っていただきたいと思いますので、事前の周知とともに、当日のご取材をお願いいたします。
なお、5月の「公園緑花まつり」では、スコアボードの新たな利用について、市民向けのイベントを行う予定です。
詳細が決まりましたら、あらためてご案内させていただきますので、よろしくお願いします。
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